緋色流 レビュー&考察

鑑賞したアニメや洋画のレビュー、考察などをするブログです。

Key作品考察 なぜkey作品の評価は人によって違うのか

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今回は「なぜkey作品の評価は、人によって違うのか」について考察していく。

 

同じファン、同じ鍵っ子でも、作品の評価は人それぞれ。全てが傑作だと言う人もいれば、そうではない人もいる。

管理人の知人に"リトバス大好き"鍵っ子がいる。その知人は「AIR」からkey作品にどハマりしていったのだが、リトルバスターズ!が特に好きらしい。リトバスをプレイし終えた直後から、今でもリトバスが(その知人の中では)最高傑作らしい。今でこそ、リトバスの素晴らしさを理解出来るようになった管理人だが、当時はその感想というか知人の考え自体が自分の中で衝撃的だった。

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同じファンでも、作品の評価は案外人それぞれで、聞いてみると面白い。「なぜ評価/好みが分かれるのか?」それを分析していこう。

 

①「作品に触れた順が影響してる説」

 

これは評価というか、好みに影響するんじゃないだろうか。管理人が一番好きな作品はAIRなのだが、その理由はいたってシンプル。"最初にプレイしたから"である。結局、一番最初に触れた作品が一番印象的だったりする。最初に触れた作品というのは、"思い入れ"も強く、"特別な作品"になりがちなのかもしれない。初めてkeyの存在を知り、そこから鍵っ子になる。"触れた順番"は非常に重要なのだ。

因みに、AIRの次にプレイした作品はKanonだが、二番目に好きな作品もKanonである。

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②「麻枝准の"色"の濃さによって、評価が分かれる説」

 

シナリオライターだーまえの"クセ"、いわゆる"麻枝色"の濃さが好みや評価に大きく影響しているんじゃないかという説だ。好みを排除し、クオリティやだーまえのファンとして作品を選ぶなら、「CLANNAD」と「智代アフター」にする(あくまで個人の意見)。彼の作品に一貫しているテーマと言えば、「どんな困難なことがあっても、一生懸命頑張って生きよう」だ。それに胸を打たれなければ意味がない。しかし、そのテーマこそ評価を分け、賛否両論を生んでいること間違いなし。先ほど紹介した、リトバス大好きっ子の知人は、「"麻枝色"が強すぎるのもだめだ」と言っている。だーまえがそれほど関わってない作品が好きな人もいるし、その逆もあり得る。

"麻枝色"が濃ければ濃いほど、高評価の人もいれば、低評価の人もいるということだ。

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③「作品の"難解さ"や"複雑な設定"によって、評価が分かれる説」

 

例えばAIRは、その"難解"なストーリーが魅力的だったと言える。しかし、AIRをプレイしても"いまいち理解出来なかった"と言う人も少なくない。AIRが発売された時や、京アニ化した時は、その"小難しい設定"に魅了され、皆考察しまくりだった。だが、それはあくまで当時のヲタク達に刺さっただけだ。今の"ヲタク"は、むしろシンプルなストーリーを好む傾向にあるように思える。ゲームは何度も移植されてるから置いとくとして、AIR単体を再放送したら、初見で高評価する"今のヲタク"はどれくらいいるんだろうか。

もう一つ例をあげると、「Angel Beats!」も、"設定"で大きく賛否両論を分かれた作品だ。荒く矛盾だらけの設定だったABは、返ってあれこれ考察していまい、自分の中ではあまりマイナス要素にはならなかった。実際のところ、"死んだ世界"での設定はかなりめちゃくちゃだった。ネットを見ると、ツッコミの嵐。低評価にするのも無理はない。

そういった"難解なストーリー"や"複雑な設定"は、好みに影響をもたらすだろう。

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他にもキャラクターの魅力、ヒロインのルート、絵、音楽、作品そのものクオリティ等も、好み/評価に反映されている。特に上記①②③は、ファンの評価を左右するポイントになっているんじゃないだろうか?もちろん、どの作品にも違う魅力があるからこそ、好み/評価も変わってくるんだろう。

 

人によって評価は違い、どのkey作品も傑作であり駄作なのだ。

 

とりあえず「Key作品は人生」という強引な締め方で、この記事を終わらせたいと思う。

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